人工知能がもたらす本当の脅威
人工知能についていろいろ考えを巡らせる日々を送っている。
・・が、ひとたび職場に赴けば、依然として平成どころか昭和の香のする
旧態依然の仕組み、考え、しきたりだらけの世界で生きることになる。
そんな世界で日常生活の大半を過ごしていると
本当に感覚が麻痺してきて、
やれ「人工知能」だ、「自動運転」だ、「シンギュラリティ」だ、
と聞いても何も感じなくなってくる。
よく人工知能に職を奪われるだ、AIに人間は支配されるだ、と言われている。
しかし、本当の脅威は、職を奪われることよりも、人工知能によって伸びる世界と
その恩恵を享受できない世界とに二分されてしまうことではないのだろうか?
そして今以上に大きな格差の世界の中で否応なく暮らしていかなければ
ならなくなる、ということにあるのではないだろうか。
されとて、一介の会社員が組織が将来あるべき姿を憂い、
変革を志し、それを実行に果たすために必要な労力は想像もできない。
とにかくその労力の費用対効果は悪すぎるように思える。
なんというか、義務感とか、危機感とかからではなく、
もっと自然体に、肩の力を抜いた方法はないものか?